劇団小林組は、2020年11月公演「サヨナフ」で、5人の俳優さんを客演にお迎えしました。
以降、2021年2月、5月、8月と、「サヨナフ」で来てくれた3人の女優さんをレギュラー客演としてお迎えし、オッサヌ三匹との6人体制で活動。
そのひとつの区切りとして、初の映像作品「点灯虫」が出来上がりました。
https://kenhoro.base.ec/items/52409149
さて、次はどうすべえ。
全くの直感で「次は3人芝居」と思いました。
熟慮とか戦略とかは微塵もなく、ただ単にそう決めました。
色々やってきたけど、ここで原点に戻ろう、と。
近所の遊び仲間のオッサヌがわちゃわちゃ遊ぶんです。
ただ、芝居はできる限りマジに創るんです。
それが劇団小林組の原点。
ところがですよ、
「これ演りたい!」と思えるような男3人芝居の戯曲が見つからないんですよ。
当初は、大竹野正典先生の「黄昏ワルツ」と竹内銃一郎先生の「あの大鴉、さえも」のどちらか、と思っていたのですが、
自分たちが演じさせてもらうことを念頭に置いて読んでみたら「.....なんか違う」
これも全くの直感です。熟慮でも戦略でもなく。
両方とも歴史に残る大傑作です。しかし....なにかが違う。いまの我々では無理。
そっからが大変でした。本当に困った。困って困って探しまくってようやく、
ライルケスラー先生の「ORPHANS」に行き当たって、あ!これ、スーパー大変だけどやれそう!と思ったのです。
で、まずは菅原さんと加藤さんに読んでもらわなきゃなんですが、邦訳が出版されてないんですよこの戯曲。
英語のままなのを読めってのも乱暴なんで、巷で話題の翻訳サイトDeepLのお世話になりました。
https://www.deepl.com/ja/translator
これはマジで使えます。本当に助かりました。
「ORPHANS」はkindleで買ったんで、コピペでぶちこむだけですよ。
余談ですが、kindle本はコピペに回数制限があります。
ふざけるなとか思いますが、フラッシュカードを使うことで回避できます。
https://www.kyougokumakoto.com/2019/10/kindle-copy.html
さてしかし機械翻訳ですから、ある程度手を入れないとおかしなところも多々出てくる。
辞書と首っ引きになりなながら、DeepLが訳しきれなかったところを手作業で直しまして、
ようやっと一幕の稽古用の台本が出来たのが稽古の当日という体たらく。
さて.....。
(続く)
劇団小林組
鎌倉を中心に活動するオッサヌ3人の演劇エンターテイメント集団
0コメント